棋具の手入れ方法

棋具の手入れ方法

  • はじめに

    ※棋具のご使用前は、必ず手を綺麗に洗ってから座について下さい。
    ご使用後は、乾拭きの上、収納して下さい。その心がけが、棋具を末永くご愛用頂ける秘訣になります。
  • 碁盤・将棋盤の手入れ方法

    碁盤・将棋盤】は全て、白ロウにて素材の表面に膜を作って仕上げしております。
    (乾燥材でも木は常に生き物につき直接空気・湿気を帯びますと、ワレ・ヒビを導く為に、
    その様な処理を昔からの処方に基づき現在も施しております。)

    新しい【碁盤・将棋盤】を購入され、初使用される時、【碁盤・将棋盤】の天面のみ白ロウを,、乾いた柔らかい布(木綿の古着でも結構です)で拭いて下さい。
    (白ロウをふき取らねば碁石・駒を汚す原因になります)
    通常の手入れも柔らかい布で磨いて下さい。また、木の切り口(木口)と対局する両側面は、あまり強く磨きすぎると塗ってある白ロウがとれてワレ・ヒビ゙を導く原因になります。拭き取りすぎにご注意ください。
  • 汚れのひどい時

    汚れのひどい時は植物油を布に染み込ませて拭き取るようにして取るとよいでしょう。(水で濡らした布は絶対避けて下さい。)
    多少水気の残っている【碁盤・将棋盤】(未乾燥)の場合は、水滴や油が側面ににじみでてきますのでカビやシミになる前にその部分を拭き取って下さい。そうしますとカビ・シミが防げます。
    又、万一【碁盤・将棋盤】にヒビ・ワレが生じた時は、その部分に白ロウを詰めて(なければよい)その上にセロテープを貼って、ほこりを入れないようにして下さい。(処理が早ければ復元の可能性が高いです。)
  • また、榧【碁盤・将棋盤】は完全に乾燥し狂い等が無くなるまで約15年かかると言われています。
    通常丸太から荒取りし、4~5年間自然乾燥後、【碁盤・将棋盤】に加工されますが、まだまだ完全とは言えません。
    手入れ方を誤ると割れたりカビが生じたり価値を落とすことがありますので、下記の点に注意して取扱してください。

    ○直射日光の当たる縁側やストーブのそばに置かないで下さい。
    (急激な温度変化、湿度変化によりヒビワレしやすい。)

    ○北風(からっ風)等が直接当たるところや冷房の効く部屋に置かないで下さい。
    (湿度の変化でヒビワレしやすい。)

    ○梅雨時等、湿度の高い時は【碁盤・将棋盤】が汗ばんだ様になり、そのままにしておきますと、青カビが出ることがあります。
    時々空拭きし、【碁盤・将棋盤】の表面の湿気を拭き取ってください。
  • 碁笥の手入れ

    柔らかな布で軽く磨いて下さい。特に汚れのひどい時は、植物油を布につけ、軽く磨いて下さい。
  • 碁石の手入れ

    対局前に綺麗に手を洗い、石を持つことがいつまでも綺麗に使う最良の方法です。
    白石は蛤貝で作られており、乾いた木綿布で軽く手入れして下さい。1石1石丁寧いに拭くのが理想で最後にイボタロウ(粉ワックス)を利用されればよいでしょう。
    黒石は少量の油によって光沢を保ち、油が乾き白い粉がふいた時や艶がなくなった時、布に少量の油を含ませて拭くと綺麗になります。
    その時は油をつけ過ぎない様にして下さい。
  • 駒の手入れ

    柔らかな布で乾拭きするのがよいでしょう。
    対局時につく人の手油や紫外線などで、徐々に材質が焼けていくのが最良です。
    又、汚れのひどい時や艶を強く出したい時、植物油を多量につけ過ぎず、布に浸して1駒1駒丁寧に磨き、後で綺麗に拭き取ったらいいでしょう。
    また、彫埋・盛揚の駒は特に植物油をつけ過ぎないようにお願いします。(できれば油を避けたほうが良いでしょう)
  • その他の付属品

    乾拭きで結構です。
  • ※榧【碁盤・将棋盤】は、年数が経つごとに深い色合いを増し、狂いが無くなり、ますます価値が高まります。通常は桐ぶたをかけておき、時々空拭きするようにしましょう。
  • ※取り扱い方、目盛り直し等のご相談も当店で承りますので、お気軽にどうぞご遠慮なくお問い合わせ下さいませ。
  • ※また、当店で【碁盤・将棋盤】をお買い上げいただきましたお客様につきましては、白ロウの塗りなおし等無料でサービスさせていただきます。(※送料はお客様のご負担となります)
    どうぞご遠慮なくお申し付け下さいませ。

碁石・碁盤・将棋盤のご質問、ご相談はお気軽に「三桝碁石店」へご連絡ください。
電話 0982-57-1005

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